珍しく、登山、の話

唯一の親友Ｙ氏が
去年の１１月から
急に山に登りだし
ちょうど１年たった現在で
６７本のルートを登ったという

まじで？

１年５２週だから
毎週１回以上登山に
出掛けていることになる

地元の有名どころは登り尽くしたので
ここ最近は山梨とか長野とか埼玉とかに
泊まり込みで登りに行っていて
１回の歩行時間は大抵７～１０時間

のめりこみ方が半端なく
素晴らしすぎる

で
その彼が
先週だったかに
大山三峰山(９３４ｍ)に行ったら
ナイフリッジ部分やクサリ設置の急こう配やらが
こえぇ～～～
と言っていたから

大げさだろっ！

と言っといたのだが
急に土曜日が空いたので
２０年前に登った大山三峰を
見に行くのもいいかもｓな～
と
ルートを探してみた

一般ルートはもう面白くない
と思ってしまう登山ド素人の僕
だから
バリエーションルートの情報を
１日で勉強して

宝尾根→丹沢山→大山三峰→一般道下山

というルートで登ることにした

この宝尾根というのが
道標ゼロ
道なし
踏み跡がいくつかある程度の
バリエーションルート

東丹沢
登山詳細図

という相当数のバリエーションルートを
地図上に記載している地図によると

設置ロープ多数
急傾斜ナイフリッジ連続

とある

その通りなんだけど
基本的に僕のようなど素人でも
ズンズン登れるし
下りに使っても全く危険や難所などない
非常に歩きやすいルートだった

下りで使って滑落した場面の動画で

この方が滑落した原因は
握った木が弱くて折れたこと

で
このくらいの滑落は
バリエーションルートなら
当然あります

登りで使っている動画はこちら

動画で見るより
実際の方が全然難しくない

で

宝尾根　→　丹沢山　→　大山三峰山

まで、スイスイと登っていき
３．５時間くらいかかるかな～
と思っていたのが
２時間で登れてしまったので・・・

スケベ根性が出てしまって！

帰りの下りもバリエーションルートで
下りたいな・・・

と、思ってしまったわけです

知らないバリエーションルートを
下りで使うと難しい

というのが常識だけど
ＧＰＳ地図持っているので
ルートを外していると
それには気づくわけで・・・

しかし
問題なのは
ある程度進んでいかないと
ルートから確実に外れている
と認識できないので

ルートから外れている
と気づいたときには

・急傾斜をトラバースする
・戻るために登り返す

という作業が必要で

これが難しい！

トラバースとは
急傾斜の斜面を横に移動すること

これは、滑落、が容易にあるので
最新の注意をしつつ
多少滑落しても
気合を入れなおして
さらに横に移動する
(当然、再び滑落する危険)

そして戻るために登り返すのは
精神的にやりたくない
という、誰にでもある心理状態に
どう打ち勝つかということ

どちらかと言えば
前者の方が容易ではあるので
前者を選びたくなるし
今回の僕もそれを選んでいる

三峰山からの下山で
手前の【 惣久経路 】というルートを選ぶが

降りる入り口が分からない・・・

１０分ほど急傾斜を降りるか試すも
容易に滑落するほどの急傾斜なので

さすがに
さすがに
悔しいけど断念！

一般道から降りるか・・・

と、少し進むと・・・

え？
尾根があるじゃん・・・

と気づく・・・

この尾根で下ればいいのか？？

と思うと
怖いけど
下りたくなる

で
下降開始

地図上に
北の尾根に入り込むなと
×印が付いているので
それが頭にしみこんでいたから

始めから右寄りに下降してしまったら
正規尾根が左に離れてしまったのに気づかず

砂地の簡単に転げ落ちそうな急こう配に
明らかに降りられそうにない・・・

戻るか？
と思ったけど
左側を見ると

ん？
あれ、尾根じゃないか？
という筋が見える

とりあえずその筋まで
トラバースで横に移動してみるが

当然！
滑落！

と言っても、数メートルくらい

ズボンや服や
持っていたスマホは砂だらけ

止まったのはいいけど
また落ちそうなので
足を整えて
トラバース再開

木がなかったから
その後も何度かずり落ちて

でも、トラバース成功

６１６ｍピークを目指し
ズンズンと降りていく

今度は６１６ｍから４１５ｍのピークを目指すが
また右側に進路がずれてしまって
左に修正するのにトラバース！

滑落しないように
体中に力を入れて
時に這いつくばいながら横移動する

４１５ｍピークについたら安心した

後は少し先で左に９０度折れる尾根を見つけて
下っていくだけだ

なのに・・・

折れるところを判断して降り始めると

道なんてものもなければ
踏み跡すらない・・・

倒木多数で
どこを降りればいいのか
全く分からない・・・

もう少しでゴールなのに
ゴール寸前まで荒れていて
バリエーションルートにしても
これをルート表示していいのかな？
と思えるほどの荒れよう

自分は、森の中にいる

という状況

それでも降りるしかなく
降りていくと

こんなところに出るのか！

というところに出て終了

相当、体に力が入っていたのか
昨日、今日は体中が痛くて
ランニングもやる気なし
ギターもやる気なし！ｗ

明日から、またいつもの生活に戻します

山のバリエーションルートは
怖いけど
面白い！！

また、いつかチャレンジしよっと♪