たまたま見たショート動画

イチロー語録的なものに
目新しいことがないので
イチロー動画を見ることがなくなったけど
随分久しぶりにイチローが語る絵を見て

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気分がやっぱり乗らない
別に体調が悪いわけでもない
ただそういうときに
どうやってこう
ゲームに向かっていくか・・・
(中略)
普段の七割しか出せない
半分かもしれない
半分しか今日は出せない
という時に

半分以下でやってしまう人は多い

１００は遠く及ばないけど
でもその５０％の１００％出せよって

言うと
ハっていう表情

ほんのちょっとでもいいから頑張ってみる

その日の自分が
できるだけをやってみるっていうかね
それを続けると
今度習慣づいていくんでね
(中略)

うん気分乗らないから
その日は休み、はなし
うん
まあ厳しいけど
うん

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この動画を見て
ほぼほぼ１００％の人が

そうだよな～
とか
適当にうなずく絵を想像できるんだけど

僕のランニング日記などでは
これと全く同じことを
何度も何度も書いているし

実際に喘息が出ながらも
目標の距離数を走り切ったり

ゴールまで走り切ったら
大抵は倒れこみそうなくらいの苦しさまで
自分を追い込んでいる

彼と僕の差ってなにか？

結果の大小だ

でも
やっていることは
そう大して変わらない

勿論、全く彼以上だ、とは言わない

しかし
彼の言う
世の中の
”半分以下でやってしまう”
人とは
僕は違うし
彼も違う

たいそうなことができる人を崇拝し
そうでない人は
半分以下でやってしまう人と区別がつかない
という能力の低い人が９９．９９％で

その違いが分かる人というのは
半分しか力を出せない時に
その半分を苦しい思いをして出し切る人だ

僕は
いまだかつて
誰一人として
そういう人を
僕の関係する人で
出会ったことがない

いや
実は出会っているかもしれないが
その努力の片りんも見ることがなければ
さすがに気づけないので
そいう意味で、一度も出会ったことがない

こう書くと
ほぼ１００％の人が

偉そうなこと言って
おまえ何ができるの？

と言うだけだろう

結果の大小は
大いに評価されるべきだが

見てわかりやすい結果だけを評価して
分かりにくい結果の中に
半分しか出せない時の半分を出している人
そういう人がいるということと
それを見抜く能力の大切さを
僕は言いたい

イチロー語録は
努力の大切さを語っていることがほとんどだが
結果の大小の間にある
抜きん出た努力ができる人のことを語るのを
僕は一度も見たことがない

イチローが天才的バッターだったとしても
イチローにギターを弾かせれば
エリッククラプトンのようにはなれないだろう
経営をやらせてもビルゲイツのようにはなれまい

しかし彼に何かをやらせれば
半分しか力だ出せない時に
半分の力を出し切ろうと努力をするのは
能力のある人には見抜ける

しかし能力のない人には
半分の力で出される中途半端な結果だけで判断し
イチローにギターをやらせたら
全然だめじゃん
と言うに決まっている

これを書いていて
これを読んだ人が一人でもいたとして
その人はこの意味を真に理解できない
と僕は知っている

いつか死ぬまでに
結果の大小
つまりは素質の大小ではなく

自分の能力の範疇で
自分の能力を発揮できない時にこそ
一生懸命になっている人に
出会ってみたいな

そう思うのである